非常用照明
非常用照明器具は、地震、火災、停電などの緊急事態が発生した際、建物内にいる人々が安全に避難できるよう、室内や避難経路を照らすための照明器具です。
地震や火災などの非常事態が発生すると人々がパニックに陥り、安全かつ迅速な避難が難しくなる場合があります。特に停電が発生した場合、暗闇の中で速やかに避難するのは容易では無く、転倒等の危険を伴います。
非常用照明器具は通常電源が遮断されても内臓バッテリーや非常用電源により起動するため、停電時にも避難経路を照らすことができます。これにより暗闇の中でパニックになるのを防ぎ、冷静な判断のもと避難経路を確保しつつ、障害物や段差などを確認しやすくなります。
誘導灯と非常用照明器具(非常灯)の違い
誘導灯と非常用照明器具(非常灯)は、いずれも非常時における安全確保のための照明設備であり、安全かつ迅速に避難できるように設置が義務付けられている設備ですが、その目的は若干異なります。
誘導灯は避難口や廊下などに設置し避難方向を示すための照明です。
非常用照明器具(非常灯)は避難口だけでなく室内を照らすことで明るさを一定に保ち、避難を支援するための照明です。
夜間や窓のない地下などで電源が落ちてしまった場合は、誘導灯だけの灯では安全に避難することは危険であり難しいため、非常用照明器具(非常灯)の設置が建築基準法によって義務づけられています。
耐熱性があり、一定時間点灯し続けることが非常灯に求められる条件です。
非常用の照明装置は一部の例外を除き設置が義務付けられており、災害や停電発生時などに安全かつスムーズに避難するために必須の設備です。
また、照度や配線、電源構造など細かな条件が定められているため、そうした条件を満たす照明設備を導入することが大切です。
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